就活で自分の長所は切り替えの早さですとかドヤ顔で言ったけど流石に事実無根の発言すぎるやろと反省しました。

 情緒がおかしいときに連絡したり会ったりしたら、早くお気持ち科を受診しなさい、あんたのそれはかなりやばいなどと言われますが、じゃあテメーが予約しろやって思います。結局、情緒がおかしい人は手に負えないから、他所に任せたいだけなのではないかと思います。いつでも会えていつでもセックスができてそこそこ顔がかわいくて自分のことが好きな手軽な女を、たまに情緒がおかしいということだけで手放すのは勿体無い、だけど情緒がおかしい人のメンタルケアはしたくないのだと思います。

 そう思うのは私の頭がおかしいからで、実際にはそんなことはないのだろうということもわかります。このようなことは今までに何回もあったので、いい加減学習しています。しかし、実際にそんなことはなかったとしても、私がそう思ってしまった時点で完全アウトなのではないかと思います。私のことを好きとか言ってる変な人を信頼してあげたいですが、私はいつもああいうふうに思ってしまうので、思ってしまった時点で1ミリも信頼してあげられていないのだと思います。

 

 さいきん、どうして情緒がおかしくなるのか考えていました。この前友達が「数が多く強固なモードを持つ人が強い」という話をしていたのを思い出しました。私は、モードの数は多い気がしますが、どれも薄っぺらくて吹いたら飛ぶようなものなのだと思います。また、モードの使い方も下手だと思います。情緒が大丈夫の人はモードが多くて強固というだけでなく、使い方がとても上手なのではないかと思います。

 モードの話を軽くします。モードの話を不特定多数にしてもいいという許可はとっていないのですが、モードの話をしようと思います。もしかしたら、怒られるかもしれません。

 人間は、いろいろなモードを持っています。母親のモード、上司のモード、オタクのモード、友達のモード、知り合いのモード、恋人、部下、妻、好きなこと、信じているもの、など。これはすべて、自分と他者が互いに影響し合っています。その繋がりが強固であればあるほど、強いのです。私に身近な例をあげると、ソシャゲのイベントで上位に入る人などは、完全に「推しイベを走るモード」に入っていると思います。ソシャゲのイベントは、頑張れば頑張るほど辛いというのは周知の事実であると思いますが、そのモードに入っている人は、モードに入ってるのでその辛さに耐えられるのです。頑張ることができるのです。私は、モードが希薄です。私も推しイベを走りましたが、せいぜい、1日2〜3回アプリを開く程度です。辛いから、できないのです。私の「推しイベを走るモード」はとても希薄なもので、ちょっとした気分の変化で、アプリを開くことさえ億劫になり、イベントは走れなくなります。

 これはちょっとした例ですが、このように、私はモードが希薄なのです。しかし、私はたくさんのモードを持っていると思います。お姉ちゃんのモード、友達のモード、バイトのモード。孫、娘、彼女、勉強、ネット、オタク、愛想の良い子、絵を描くこと、などなど。最近は仏さまを信じるモードに入ることもあります。でも、どれも希薄です。影響し合っていると言った実感が全くありません。どれもこれも、一方通行な気がします。(実は互いに関係しているかもしれませんが、私が実感していないなら意味がありません。)だから、「なにもない」と感じます。「なにをしてもダサい」と感じます。「なんもええことがない」と感じます。全てはモードの希薄さから来ていたのだと思います。

 希薄なモードですが、いちおう、モードとして使えます。使えています。私は情緒不安定者だと思いますが、バイトに関してはしっかりシフトの時間にはいつも通りの「私」で出勤できています。できていると思っています。このことから、いちおう、私はモードが使えることはわかります。多分、私はバイトのモードが一番強固なのだと思います。なぜなら、私とバイトとの関係は、お金というわかりやすいものでできていて、私がバイトを頑張ることは決して一方通行ではないことが目に見えてわかるし、実感しやすいからです。だから私は、バイトの時が一番モードに入りやすいのではないかと思います。しかし、バイト以外のモードに関しては、希薄である上、モードを使いこなせていないように思います。だから、彼女のモードに入っているはずなのに気づいた時にはモードではなくなってしまっている。別のモードに入ってしまっている。(ふつう、別のモードに入ることなどないと思いますが、私の場合はとにかく希薄なモードなので、色々なモードをいったりきたりしてしまっていると思います。)といったようなことが起こります。

 モードの不安定さが、情緒の不安定さにも繋がっているのではないかと思います。必要に応じた的確なモードに入ることができ続けていれば、モードから抜けてしまった!といった思いになることはありません。どのモードにも入れていない宙ぶらりんな時こそ、情緒がおかしくなる時なのではないかと思います。現に、バイトのモードに入った時に情緒がおかしくなることは滅多にありません。数が多く強固なモードを持つことで、自分の情緒を安定させていくことにつながると思います。

 

 このモードの話をしていた友達は、「痛み」に対する強さとモードが関係あるという話をしていましたが、私はピアスひとつ開けるにしても、痛いとき・痛くないときがあるし、怖くてできないとき・躊躇なくできるときがあります。これこそ、モードに入れているか入れていないからの違いだと思います。そして、同じことをするにしても色々なときがある私は、モードを使うことがとても下手なんだと思います。そして、ひとつひとつのモードが希薄なんだと思います。

 

 どうやったら強固なモードを持てるのでしょうか。どうやったら上手くモードを使えるようになるのでしょうか。モードを強固なものにするには、私が一方通行ではない、相互に影響し合っている関係である、という実感をもたないといけません。相手がいくら努力してくれても、私が実感できない限り、私のモードは希薄なままだと思います。相手が努力して、私がそれを実感していない状態は、相手側から見ても一方通行です。今は関係のある人であっても、私が変わらない限り、いつか相手もモードに入ることができなくなって私から離れていくのだと思います。今が思考を変えるラストチャンスな気がします。どうすればいいのかわかりません。これは「どうすればいいのかわからない自分」モードに入っているのでしょうか。